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社団法人共同通信社
世界を結ぶニュースセンター
共同通信社は1945年の創立以来、国内、海外のニュースを取材、編集して全国の新聞社、NHK、民間放送局、海外メディアに配信しています。日本語だけでなく英語や中国語でも配信し、アジアに軸足を置く日本を代表する総合国際通信社です。
より見やすく、分かりやすく、そしてスピードと正確性。

安藤 大輔
ビジュアル報道センター
グラフィックス部
金沢美術工芸大学卒
―学生時代の思い出や、共同通信に入るまでの経緯についてお聞かせください。
大学受験の時には、芸術史をやりたいと考え、それができる学部を探して受験をしました。その中でいくつかの大学に合格したのですが、より専門的なことが学べると考え金沢美術工芸大に進学、地方での一人暮らしがしたかったのも理由です。大学はけっこう変わった環境でしたね。大学時代は写真部に専心していましたが、金沢は地元の人たちが美大生に協力的で、デパートの催事場や小さなギャラリーをいくつも借りたりして写真展も開きました。
そうしているうちに就職を考える時期になりました。最初は大学院に進学しようと考えていたので、就職活動にはそれほど熱心ではありませんでした。ただ、せっかくこの時期にしかできないなら、経験をしておこうといくつかの会社を受けました。写真を続けたい気持ちがあり、マスコミを中心に出版や印刷を調べているうちに、共同通信にグラフィックス部があると知ったのです。
ビジュアルで何かを伝える、という点に惹かれて受験し、内定をもらうことができました。ここなら私の写真の経験や美術について学んだことなども生きるし、せっかく内定をくれたのだからと思い、方針を転換し就職することに決めました。
―仕事について教えてください。
一般にインフォメーショングラフィックスとよばれる、記事につく図や表などを作成しています。これが記事とともに全国の新聞社に配信され、紙面を飾ることになります。特徴としては時間にとてもシビアなことです。時には10分、15分で地図を作らなければいけないこともあります。それとは別に、時間をかけて行うものもありますね。正月の企画ページなどは、何か月も時間をかけ、作り上げていきます。
共同通信の特徴として、グラフィックス部員であっても時には自ら取材を行い、記事を描くことがあります。そのため肩書も、単なるイラストレーター、デザイナーではなく、「グラフィック記者」になっています。だから採用試験でも絵の技術や作品の出来だけでなく、しっかりと筆記試験で文章力や語学力も見られます。
最近では学生時代に研究していた浮世絵をテーマに一般記事も書いています。内容が良ければ評価してもらえますし、人に何かを伝えていきたいという人にとっては、魅力的な仕事ではないでしょうか。
―仕事をしていて気を付けている点などあれば教えてください。
最近では新聞の読者も高齢者が増えてきました。それだけにより見やすく、分かりやすく、とは常に考えています。かっこいいものや人の目を引くもの、といったデザインとは違い、絵で説明する能力が求められます。それにスピードも大事ですが、正確性には気を使いますね。間違いがあれば、数時間後には新聞の紙面になってしまいます。そうなるともう取り返しが付きません。あとは体力も必要ですね。勤務はシフト制で、泊まり込みで仕事を行う時もありますので。
―最後に学生へメッセージをお願いします。
就職で美大出身者は不利と言います。しかし美大の人は、普通の学生ではやったことのない経験もしているはずです。例えば美大生なら個展、グループ展をやったことがある人も多いと思いますが、普通の大学生でそういう経験のある人はほとんどいません。美術系・芸術系大学出身で自分にないもの、足りないものを自覚した上で、人に勝っている点もきちんとアピールできる人を企業は求めていると思います。









